インターナショナルスクール、何歳から入れる?義務教育からがベスト?

インターナショナルスクール(インター)に入れる年齢は、その学校によっても異なります。
早いところは1歳から。では日本の幼稚園・小学校とどのようにしくみが違うのでしょうか。
またその学年でインターに入ることのメリットとは?
各年齢の呼び名と、内容についてご説明します。

インターナショナルスクール入るなら何歳から?

語学はもちろんのこと、自主性や考える力が身につくと評判のインターナショナルスクール。
もし入れる条件が揃ったなら、もちろん早めに小学校前から入った方がいい?
実はインターナショナルスクールは「各種学校」という扱いなのです。

インターナショナルスクールの学年と名称一覧

まずはインターナショナルスクールの構成から見てみましょう。

●プリスクール【pre-school】1〜4歳までの、就学前の子供が通う幼稚園・保育園。
週に二日、三日、五日、半日もしくは全日という選択肢があります。3歳はK3、4歳はK4とも呼ばれる。
●キンダーガーデン【kindergarten】1年制。5〜6歳の子供のための幼稚園。日本的にいえば年長組を指します。K5とも呼ばれる。
●小学校【Elementary School,Primary School】1〜5年生
●中学校【Middle School】6〜8年生
●高校【High School】9~10年生

インターナショナルスクールと義務教育

インターナショナルスクールは義務教育ではないので、何年通っても日本で義務教育を受けたことにはなりません。かと言って「小学校がインターナショナルスクールだったから日本の中学に入れない」ということはなさそうです。インターナショナルスクールから普通に公立の学校に転校もできますのでご安心を。

インターナショナルスクール、幼稚園から

○メリット・・・何と言っても異国の言語を楽しめる時期です。早めに慣れておくと「日本語のところがいい〜!」とごねられずに済みそうです。
●デメリット・・・もしプリスクールからインターナショナルスクールに通った場合、子供にかかる学費が大変高くなります。

インターナショナルスクール、小中学校から

○メリット・・・小中学校の教育のあり方は、大人になってからも思わぬところに染み付いているものです。日本の学校によくありがちな「みんな横並び」「個性を否定しがち」という教育とは逆の、自主性を持ち独創的な発想を持てるようになるのではないでしょうか。
●デメリット・・・年上には敬語を使うという習慣が身につきづらいようです。でもお家の方の教育や、学校とは別の日本人とのコミュニティに属していれば、あまり問題にはならないようです。

インターナショナルスクール、高校から

○メリット・・・小中学校が日本の義務教育ということで、現実的な選択なのではないでしょうか。
親と子の負担も少なく、ある程度目的意識を持ってインターナショナルスクールで学ぶことができるでしょう。
●デメリット・・・小中などと違い、今までと違う環境に馴染むのは苦労するかもしれません。

インター卒業後の大学入学資格について

インターナショナルスクールから大学を受験するさいは、通常二つの方法のうちどちらかを選択します。
どちらかを取得しないと、大学受験の資格がもらえません。
(引用元:子供をインターナショナルスクールに入れたいと思った時に読む本/平田久子)

①インターナショナルバカロレア(IB)資格を取得する
幅の広い知識・見識・教養の基盤固めと高いリサーチ力が必要とされます。
②SAT(エスエイティー)またはACT(エイシーティー)を受ける
間口の狭い、集中した学問知識が必要とされる

その上で、海外の大学か日本国内の大学かで受験方法などが変わります。

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